身長治療外来
骨年齢測定はじめました。
まずは自分の骨年齢が早熟か晩熟か調べましょう。
対象:男性 18歳未満 女性 16歳未満
金額:3000円
身長を伸ばすメリット
高身長にはいくつかのメリットがあります。
- 視界の広さ: 高身長の人は一般的に他の人よりも高い位置から周囲を見渡すことができます。これにより、人混みの中でもより良い視界を確保し、周囲の状況を把握しやすくなります。
- スポーツや運動競技の優位性: バスケットボールやバレーボールなどの競技では、身長が利点となります。身長が高いと、リーチが長く、相手よりもボールにアクセスしやすくなります。また、スポーツ界で成功するためには、しばしば身長が要求されることがあります。
- 自信の向上: 高身長の人は、自信を持ちやすい傾向があります。周囲の人々と比べて目立つことが多く、それが自信を育む要因になることがあります。また、自信があると、他の人とのコミュニケーションや交流がしやすくなります。
- 服装の選択肢が広がる: 高身長の人は、一般的に他の人よりも多くの服装スタイルを選択できます。身長が高いと、より多くのファッションアイテムがフィットしやすくなり、自分に合ったスタイルを見つけやすくなります。
- リーダーシップのイメージ: 高身長の人はしばしばリーダーシップのイメージを持たれやすいです。これは、身長が高いと他の人よりも目立ちやすく、自然とリーダーシップの役割を引き受けることが期待されるためです。
- これらは一般的なメリットであり、すべての高身長の人に当てはまるわけではありませんが、多くの場合、高身長はポジティブな特徴として捉えられます。
もちろん背が低いことで個人の価値が下がるわけではありませんし、努力によってデメリットをカバーすることも可能なこともあります。しかし高身長に多くのメリットがあり、それを望む人が多いことも事実です。そして骨端線が閉じる前であればそれは可能です。我々は保険で成長ホルモン療法の適応になれなかった低身長の子供たちの身長を伸ばす手助けをします。
治療対象
- 他の病院やクリニックで成長ホルモン療法の保険適応ではないと言われた方
- プロスポーツを目指す方
- 将来芸能界やショービジネス界で活躍したい方
- 身長が-2.0SD以上だがもっと身長を伸ばしたい方
- 欧米諸国などの海外へ移住を考えている方
治療内容
成長ホルモン療法
成長ホルモン(GH)は下垂体前葉で合成、貯蔵されるホルモンで、局部組織の細胞膜受容体と結合し又は主に肝臓で合成されるIGF-Iを介して骨や軟骨細胞の局部組織に作用し、骨格の成長をもたらします。これを皮下注射することで補うのが成長ホルモン療法です。成長ホルモンはタンパク質でできているため、錠剤などで内服しても胃で分解されてしまい効果が発揮できません。注射といっても毎回病院に行く必要はなく、自宅で注射をします。注射の器具は扱いやすいように工夫されており、だれでも扱うことができます。針も短く細いため、刺す痛みもあまり気になりません。小さいうちはご両親などが注射し、自分でできるようになれば本人が行います。
その他の治療
プリモボラン
プリモボランは蛋白同化ホルモンの一つで、テストステロンよりも蛋白同化作用やアンドロゲン作用の比率が高い特徴があります。蛋白同化ホルモンは、食欲を増進させ、軟骨細胞の原料となる蛋白質の合成を促進し、骨の成長に必要な要素をサポートします。さらにプリモボランはアロマターゼ変換酵素によってエストロゲンに変換されないため、骨年齢を進行させることはありません。
リュープリン
リュープリンはLHRHアナログで月に1回皮下注射されます。これは性腺ホルモン(LH、FSH)の分泌を抑制し、その結果男児ではテストステロンが産生されず、したがって骨年齢を進行させるエストロゲンも産生されません(エストロゲンはテストステロンから変換される)。これらのメカニズムにより骨年齢を抑制しつつ身長を伸ばすことが可能となります。
栄養指導
血液検査により不足しているミネラルやビタミンを補充します。また、身長を伸ばすのに役に立つ情報を提供します。
治療の流れ
予約
身長治療は完全予約制です。来院時は成長の記録、保険証を持参ください。
初診
問診+血液検査+レントゲン(骨年齢診断)
1週間後
最終身長予測結果報告
治療開始 成長ホルモンの投与量決定 注射指導
1か月後再診
身長チェック、注射できているかの確認
以降3か月おきに再診
料金
費用
初診 最終身長予測 20000円(骨年齢計測のみの場合3000円)
- 成長ホルモン製剤7万円/本
- 一か月にかかる費用
- 体重20キロ 13万円/月~
体重30キロ 19万円/月~
体重40キロ 26万円/月~(あくまで目安です) - 成長ホルモン注射ペン(ブック付き):5000円(初回のみ)
- (すべて税込み価格です)
Q & A
成長ホルモン療法をすればどれぐらい身長を伸ばすことができますか?
成長ホルモン療法の効果は個人差があり、一概にはどれぐらい伸びるか言うことはできませんが、過去の報告によると骨端線が閉鎖していない子供であれば3年間治療することで平均約9cm身長を伸ばすことが期待できます。
成長ホルモン療法は何歳から何歳まで受けられますか?
成長ホルモン療法は3歳から開始できます。また、この治療は15歳未満までなら受けられますが二次性徴が始まるとかなり効果が下がってしまうため、思春期が始まる(男子:12〜14歳頃 2. 女子:10〜14歳頃)前に開始するのが望ましいです。
成長ホルモン療法を途中でやめても問題ありませんか?
途中で治療をやめることによる不具合は現在のところ報告されていませんが、中断することによって内的に分泌される成長ホルモンが抑制される可能性があるので中断しないことをお勧めします。
成長ホルモン療法による副作用はありますか?
成長ホルモン療法は基本的に身体の中に不足しているホルモンをおぎなう治療です。もともと体内で産生されるものなので基本的に副作用はありません。また、通常の投与量では末端肥大症の症状が出ることはありません。しかし体質によっては頭痛、痙攣、耐糖能異常等の副作用が生じるケースもあります。症状があらわれたときは、すぐに担当医に御相談ください。
成長ホルモン療法で注意することは何かありますか?
注意点 以下の疾患をお持ちの患者さんは成長ホルモン療法を行うことができません。
- 糖尿病患者(成長ホルモンが抗インスリン作用を有するため)
- 悪性腫瘍のある患者(成長ホルモンが細胞増殖作用を有するため)
- 思春期特発性脊柱側弯症(成長ホルモンが側弯を進行させるため)
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人
- プラダーウィリー症候群の患者のうち、高度な肥満又は重篤な呼吸器障害のある患者
その他、ご質問がある方は、当院担当医にお尋ねください。