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関節リウマチ

関節リウマチは、自己免疫疾患の一種で、免疫システムが誤って自分の関節を攻撃してしまう病気です。この結果、関節の内膜が炎症を起こし、痛みや腫れ、こわばりが生じます。特に朝起きた時や長時間休んだ後に関節が固く感じられることが多いです。進行すると、関節の変形や機能障害が生じ、日常生活に大きな支障をきたします。
原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因や環境要因、ホルモンの変化が関係していると考えられています。診断には、問診や身体検査、血液検査、画像検査などが用いられます。リウマトイド因子や抗シトルリン化ペプチド抗体といった自己抗体を血液検査で調べることで、関節リウマチの存在を確認します。
治療の目的は、炎症を抑え、関節の損傷を防ぎ、症状を管理することです。薬物療法としては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、ステロイド、抗リウマチ薬(DMARDs)、生物学的製剤などが用いられます。また、リハビリテーションによる運動療法や理学療法も重要です。重度の症例では、関節置換術や修復手術が行われることもあります。
日常生活においても、適度な運動、バランスの取れた食事、ストレス管理、禁煙などの工夫が推奨されます。関節リウマチは慢性の疾患であり、早期診断と適切な治療が鍵となります。専門医の診察を受け、自分に合った治療計画を立てることが大切です。

主な症状

  • 朝起きたときに手指などがこわばっている
  • 手や足の動かしにくさを感じている
  • 関節が腫れてきた
  • 指の関節が痛い
  • 微熱が続いている
  • 複数の関節に痛みが広がってきた
  • 関節が変形してきた
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